Apple、自社製電力管理チップへの切り替えを計画、Dialogへの発注を削減c

Apple、自社製電力管理チップへの切り替えを計画、Dialogへの発注を削減c
Apple、自社製電力管理チップへの切り替えを計画、Dialogへの発注を削減c

AppleのサプライヤーであるDialog Semiconductorは、今年の売上高の伸びが予想を下回ると投資家に警告した。これは、Dialogが現在Appleに供給している電力管理チップを自社開発しているとの昨年11月の報道を受けてのものだ。

ダイアログは本日夕方、フィナンシャル・タイムズ紙に発表した声明の中で、アップルが今年のチップ発注量を例年より「30%少なく」することを決定したと述べた。現在、アップルはダイアログの売上高の約4分の3を占めている。

アップルは今年、注文を30パーセント削減しているが、ダイアログのCEO、ジャラル・バゲルリ氏は、来年も同様の削減を予想していると述べた。

「来年も同様の(電力管理チップの需要の)減少が見込まれるが、それ以上は分からない」と、ジャラル・バゲルリCEOは述べた。「新規顧客との新たな取引を数多く進めている」

Appleが段階的に自社製の電力管理チップに切り替える予定であることから、Dialogは、処理する残りの受注についてはAppleの技術、品質、価格、数量の要件を満たさざるを得なくなるだろうと述べた。

「ダイアログは、アップルの主要[電源管理]サプライヤーとしての継続的な役割は、ダイアログがアップルの技術、品質、価格、量の期待を満たすこと、そしてアップルの要件を満たす高度な技術の開発を継続することにかかっていることを理解しています。」

ダイアログは、売上高は前年比で引き続き増加するものの、当初の予想ほどではないと述べた。同社は、アップルからの売上高減少を補うため、他のデバイスやメーカーの獲得を模索していくと述べた。

Appleが自社製電力管理チップを開発する計画を最初に報じたのは日経新聞だった。この動きは、iPhoneやiPadに搭載されるAシリーズチップやGPU、Apple Watchのプロセッサなど、自社製チップ設計の拡大を目指すAppleの取り組みの延長線上にある。

本日のDialog社の発表により、Appleは自社製の電力管理チップへの切り替えを一律ではなく段階的に進めるとみられます。Appleが特定の部品を複数のメーカーに分割発注するのは、よくあることです。


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